僕は、知っています。
あなたが、何故iZotope Neutron 2を使おうと思ったか、ということを。。。
『AIが、ひょっとして、オレの曲をミックスしてくれるんじゃねーのか!』
そう思ったからでしょう。。。
今回は、そんなだらしない貴方に贈る記事です。
- 時間がない、AIの使い方だけ教えろ
- iZotope Neutron 2を買うかちょっと迷ってる
- アメリカにCoCo壱があることを知らなかった
iZotope Neutron 2のことを全く知らない人は、こちらの入門編を参考にしてください。
今回は、あくまでAIに焦点を当てた、まとめ記事的な立ち位置です。
iZotope Neutron 2のAI機能とは
AIって一体なんぞや!ということなんですよね。
簡単に言うと、ほぼワンクリックで、トラックをミックスしてくれる、iZotopeのトンデモ機能の一つです。
Neutron 2には、3つのAI機能がついています。
- チャンネルストリップ
- Neutrino
- Masking
この全ての機能が、ほぼワンクリックで、発動します。
トラックにNeutron 2をインサートし、AI発動のボタンを押せば、それでミックスされちゃうんです。ウソじゃないですよ!笑
僕が、バークリーで4年間必死で学んだことが、数十秒で取得できます。
具体的には、どういうプロセスになるのか、ということですが、以下のエフェクトを自動でインサートしてくれます。
Neutron 2 搭載モジュール
- Equalizer
- Compressor
- Exciter
- Transient Shaper
- Gate
これらのエフェクトを使い、AIが、最も最善だ!っていうミックスを提示してくれるんですね。
このメイン機能である、AIミキシングを作動するのが、Track Assistantというボタンです。
非常に簡単なプロセスですので、こちらの記事を参考にして下さい。
Track Assistant=チャンネルストリップ・Neutrino
Track Assistantが、このNeutron 2のメイン機能になるわけですが、この中にNeutrinoという機能も含まれます。
この機能は、チャンネルストリップと同時に起動します。
Track Assistant = チャンネルストリップ・Neutrinoを起動!
Neutrinoとは、ダイナミックEQとマルチバンドコンプレッサーの中間に位置する機能で、トラックの最終微調整を行なってくれる機能です。
微調整とはいえ、かなりパワフルなプロセシングをしてくれます。
この機能の詳細については、こちらを参考にして下さい。
Masking機能
こちらの機能は、Neutron 2では、完全にAIという訳ではありません。ただ、ワンクリックで、Maskingの周波数が分かるので、AIのくくりにしました。
マスキングとは、トラック同士が、同じ周波数に存在していて、結果的に、お互いの邪魔をしてしまう状態のことを指します。
キックとベースや、リードボーカルとギターなどが、かなり分かりやすい例だと思います。
これって、ある程度耳が慣れてないと、聴き取ることも難しいです。処理をするのも、経験がないと難しいんですね。
その壁をサクッと越えてくれる、それが、このMasking機能です。
Neutron 2が2つのトラックを分析して、どこがMaskingしてるのか、っていうのを周波数のグラフで提示してくれるんです。
後は、それを見ながら、EQ処理をする、という流れです。
AIミキシングまとめ
今回、簡単にiZotope Neutron 2ののAIミキシングについて、解説しましたが、とてもパワフルなのが、伝わったら幸いです。
iZotope社も、完全にAIにミックスを委ねるのではなく、あくまでスタート地点を提供する機能だ、と位置付けています。
iZotope AI機能 = スタート地点
個人的に、何回か言ってることなのですが、やはり第三者の耳が手に入る、というのがポイントではないか、と。
DTMをやっていると、作曲から、トラック制作、録音、ミキシング、マスタリング、配信、マーケティングなど、全てをこなすって方が大半だと思うんですね。
その中で、ちょっとこれはどうかな、とか、なんかうまくミックスできないな、とかいろいろな場面に遭遇しますね。
その時に、じゃあAIだったら、どう自分のトラックを分析してくれるのかな、って簡単に意見を求めることができるんです。
イメージ的には、リファレンストラックみたいなもんで、AIによって、自分の曲をいい方向に導いてくれる、という感じでしょうか。
もちろん、これでミックスしろ!というのではなく、あくまで選択肢の一つ、友達から受けるアドバイス、みたいな感覚で、接してほしいですね。
その友達、貴方の何千倍もの曲を分析してきたんです。。。
ガッツリ、AIに話を聞くのもアリ、縁の下の力持ち的な使い方もアリ、フレキシブルに使って頂ければ幸いです!
さて、そろそろカレーの時間なので。。(これが締めなの?笑)
今日は、この辺で。(スルーしたな)
またね!(とほほ)
Takeshi
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