今回は、Nectar 3の8954ある機能の一つである、Dymanic EQについて説明します。
前回Follow EQについて説明しましたが、かなりの衝撃度だったと思います。(僕だけ?笑)
このDynamic EQは、Follow EQと同じで、処理の幅を広げてくれる、あるととても便利な機能です。
Nectar 3 Dynamic EQ
まず、Dynamic EQってなんぞや、というところからです。
Dynamic EQってのは、EQとコンプが混ざったみたいなもんで、指定の周波数だけにコンプをかけることで、ピンポイント的に処理をするエフェクト
かかり方が、リアルタイムで変化するのが特徴で、かなり踏み込んだ音の調整が可能になるんですね。
コンプのかかり具合は、スレッショルドで調節します。
Dynamic EQの設定方法
Follow EQの説明の続きの様な形になるので、こちらの記事で、EQの設定の仕方を参考にして下さい。
Follow EQをオンにするFreqの上のGainボタンを押すだけで、Dynamic EQが作動!
はい、ありがとうございました〜!笑
実際これで終わりなんですけど、やっぱりちょこっとだけ、上乗せします。
Nectar 3 Dynamic EQはここがすごい・実用例
Nectar 3のDynamic EQは、Follow EQと併用して処理が出来るってのが、ポイントですね。
例えば、この様な設定が可能です。
もちろん、これが正解ってわけではないですよ。可能性として、処理の幅がすごいんだ、ってことを伝えたいだけです。
正直、どの機能を解説しても、凄すぎて。。。笑
他のEQじゃ、出来ないから!マジすごいだって!!
CoCo壱のカレーくらい。。(もういいよ、このネタは。。。笑)
Dynamic EQ自体の使い方は、いろいろあって、例えば、ベーストラックに、キックドラムの周波数をDynamic EQでカットとか、学校で教えてもらった記憶があります。
Nectarはボーカル用なので、De-esser的に使うのが、最も一般的なのではないでしょうか。
ちなみに、今回は女性ボーカルを使ってますが、大体5~8kHzくらいがsibilanceで、耳障りな周波数になります。そこを、Dynamic EQでカットして見ましょう。
ちなみに、このEQは万能なので、指定周波数をソロにすることも可能です。
その音源がこちら↓(耳障りでごめんにょ)
音源公開
2つ音源を出したいと思います。
最初のトラックは、先ほど写真で紹介した、ハイパス・ファンダメンタルはFollow EQ、Vocal Assistantによってカットされた周波数をDynamic EQで、更にDe-esserとして7kHzに追加Dynamic EQを入れたトラックです。
よりコンプの潰しがきいてますね。ポップ感があるとも言えます。
こちらは、前回のブログ記事のセッティングと一緒ですが、Dynamic EQを7kHzにインサートしました。
こちらの方が、ナチュラルに聴こえると思います。
好みと、他のトラックとの兼ね合いで、まだ調整していく感じです。
iZotope Nectar 3のEQを前回のFollow EQと、今回のDynamic EQで見てきましたが、かなりフレキブルに処理できる、というのが伝われば幸いです。
一つだけ言えるのは、このプラグイン、未来から来た、ということです。
Follow EQとDynamic EQをうまく使い分けて、デロリアンに乗りましょう!
デロリアン知ってるのかな、僕の読者は。。。(てか読者いる?笑)
今回は、この辺で。
またね!
Takeshi
オフィシャルウェブサイトのリンクはこちら↓
購入したい!っていう賢者の方はこちらへ↓