SSL G Seriesを使った、アコギのEQ処理のテンプレートを公開します!
- バークリー式、アコギのミックス方法を教えてちょ
- EQテンプレートが欲しい!
- SSLのEQについて知りたい!
このEQ処理、バークリーでかなり衝撃を受けた記憶があります。
ロサンゼルスでCoCo壱を発見した時と、同じレベルだと言っても、過言ではありません。(たいしたことねーのかよ)
だから、赤線の場所をいつも間違えてるんだよ!!!
突発性の病気なんです。。。皆さん、真面目に生きましょうね。笑
世界中の、およそ3000以上のスタジオ(!?)で使われてる、王道と言われる、コンソールを開発したイギリスのブランド
カレー界でいうと、CoCo壱。(引っ張るなって!)
そのコンソールの中のEQの部分が、いろんな会社からプラグインとして発売されています。
今回は、Waves社のものを使って解説していきたいと思っています。
SSL G-Seriesを使ったアコギEQの設定・音源
設定だけ見せろや!っていう、せっかちな鉄郎くん(誰?)に向けて、まずテンプレートから公開し、その後このEQの説明と、SSLの他のEQについても触れたいと思います。
Acoustic Guitar EQ Setting (SSL G-Series)
120〜200Hz カット(ハイパス)
200Hz カット(Low Mid-Rangeを処理し、よりオープンなサウンドに)
8kHz ブースト(音をクリアに、パーカッシブに)
音源がこちら!
元のトラック↓
SSL投入↓
スタート地点としては、こんな感じで、あとはトラックごとに調整します。
バークリーの教授に教わった時に、一番ビックリしたのは、低音のカット具合。
ギター弾きとしては、こんなに!?って衝撃を受けました。
音が細い!と感じるくらいが良い塩梅だったり
アコギを、パーカッションの様に考えることによって、ミックスがクリアになるんだ、と教わりました。
バンドの一部として捉えた際のミキシング方法です。アコースティックの曲や、アコギが曲中でソロになる場合は、低音をある程度残したミックスになります。
SSL G-Seriesの特徴
さて、もうちょっと踏み込んで、このEQの操作の仕方を知りたい方に向けた解説です。
バークリーの教授曰く、このEQの最大の利点は、『フレキシブル』だ、というところです。
SSL G-Series=フレキシブル
このWavesのプラグインだけを見ても、Signal Flowはもちろん、EQ自体も、かなりピンポイントに処理ができる設計になっています。
Signal Flow
- In→Dynamics→Filters→EQ→Out (ディフォルト)
- In→Filters→Dynamics→EQ→Out (SPLITオン)
- In→Filters→EQ→Dynamics→Out(SPLITとCH OUTオン)
この他にも、FLT DYN S-Cという、サイドチェインをオンにする機能もあります。
とにかく、ラウティングだけでも、これだけのことが可能なのです。
EQセクションの操作法
セクションごとに見ていきましょう。
Low and High Pass Filters (白いノブ)
Low Pass: 12 dB/octave, 3 KHz – 22 KHz (-3 dB point).
High Pass: 18 dB/octave, 16 Hz – 350 Hz (-3 dB point).
一番左にノブをふるとオフに!
Splitオン=Low/High Passがダイナミックス系の前に!
High Frequency EQ Section (紫のノブ)
Range 1.5 kHz – 16 kHz.
Gain range is ±17 dB shelving.
High Medium Frequency EQ Section (緑のノブ)
Range 600Hz–7kHz.
Qの設定が0.1から3.5まで可能
Gainの設定:Q3.5=プラスマイナス20dB Q0.1=プラスマイナス15dB
HMFx3オンで、周波数が3倍に!
Low Medium Frequency EQ Section (青のノブ)
Range 200 Hz – 2.5 kHz.
Qの設定が0.1から3.5まで可能
Gainの設定:Q3.5=プラスマイナス20dB Q0.1=プラスマイナス15dB
LMF➗3オンで、周波数が➗3に!
Low Frequency EQ Section (黒のノブ)
Range 30Hz–450Hz.
Gain ±17 dB, shelving.
言葉にすると、ちょっとイメージが掴みにくいのですが、かなりフレキシブルだということは伝わったと思います。
ちなみに、The Chainsmokersがインタビューでアコギの処理は、このEQのAcc Gtrというプリセットをそのままブチ込むだけだと、暴露していました。
いいんですよ、パクっちゃって!ちなみに、そのプリセットは今回紹介したセッティングにかなりクリソツです。
自分なりのスタート地点を見つけ、それをプリセットにしなはれ
最後に・テンプレートについての考え方
このEQが使える輩だ、っていうことと、#宅録お母さんの集客力がDTM界一、ってのは理解して頂けたのではないでしょうか。(流行りに乗っかるな!)
ゲワイ!
だからやめろって言ってるだろ!
すみませんね、、、え???ゲワイ知らないの?????(茶番)
こちらをチェックして下さい↓
【ゲワイ春のPANまつり】
はるきねるvo.の仮想バンド「SC NETWORK(ソーシャルネットワーク)」
最強音源集まりすぎなので、私がMIXしてる場合じゃない!我こそはというMIX猛者は、画像のお約束(多くてごめんなさい)ご確認の上こちらにリプください!音源DMします〜!
音源は募集&随時追加中!☺️ pic.twitter.com/n1n5sTFUYZ
— #宅録お母さん (@TKRK_OKA3) 2019年3月3日
すみません、取り乱しました。。。
テンプレートって、単純に第三者の耳ってことなんですよね。
そして、チェックポイントにもなる。世の中、膨大な数のプラグインがあり、同じEQ・楽器でも、エンジニアによって全く違う処理をしたりと、正解がないんですよね。
その中で、地に足をつける意味合いというか、まぁこんな感じのスタートでどう?っていうのがテンプレートであり、プリセットなんです。
また、作業中に、何か参考にしたな〜っていう時に、ちょっとプリセットを覗いてみる。そんな感じにフレキシブルに使って欲しいと思います。
中には、いやそれぞれの音に個性があり、同じアコギでも表情が全く違うから、プリセットやテンプレートを使うなんて、邪道だ!っていう人もいるのは承知です。
ただ、これだけは言わせて。。。
それができたら、やってるわ!
アホか。笑
僕を含めて、DTMerはミキシングがメインではありません。なので、サクッとやれる環境作りが必要だと思います。
それが、このブログで紹介してるiZotopeの製品だったり、テンプレートだったりするんです。
なので、皆さん、今日も張り切ってテンプレートを挿入しましょう。
はい、こんなしょぼいまとめです。笑
それでは、今日はこの辺で。
またね!
Takeshi