DTM基礎知識

『DTM=楽器』という考え方

今日、こんなツイートをしました。

DTMをやってる人、これから始める人、今ずっとやってる楽器があって、DTMに興味のある人。

いろいろな、シチュエーションがありますよね。

僕は、音大に行って、ギターや音楽理論、DTMなどを学びました。当時、気づいておけばよかった、と思うのが、この考え方です。

『DTM=楽器』

ギター弾ける人が、ピアノも絶対に弾けるか、って言うと、そうじゃないですよね。一から練習が必要なんです。

それと、一緒で、DTMにはDTMの学び方、練習のやり方があると思うんです。

僕が、DTMを始めた20年くらい前は、みんなそれぞれメインの楽器があって、その楽器メインのDTM制作って感じでした。

でも、今は時代が変わったな、と思います。

そう思った、キッカケとなった話があります。

5年くらい前に、当時働いていたロスのレコーディングスタジオで、こんなことがありました。

スタジオのエンジニアがミックスを手がけている、ビートメイカーの人が、その日も、自分のラップトップを持って、スタジオに来ました。

その彼と、話をしたんですけど、彼は、弾ける楽器がゼロ、マイクで何かレコーディングしたこともない、生粋(?)のDTMerでした。

マイクプリアンプって何?と、真剣な眼差しで、質問していました。

ゲインステージングも、全然知識がなくて、半分くらいのトラックがピーク越えしてました。

でも、その彼が、サラッと、言ってたんです。

『僕の曲、今、ノルウェーで2週連続一位だよ。』

WOW まじか!すっ、すげぇ。。。その時、確信しました。あ~、DTMってのは楽器なんだ、と。

自分の感覚をアートとして、吐き出すツール、なんだと。

それがギターの人、ピアノの人、ドラムの人、、、、そして、DTMの人。。。

この事実に気づくまでに、DTM初めて15年かかりました。。。汗

その彼は、アメリカ中部の、ど田舎に住む、20歳の少年でした。(作り笑い。。。笑)

今、音楽始める人は、ラッキーですよ。DAWに付属のプラグインで、めちゃくちゃいい曲作れますから。

なので、『音楽を始める=楽器を始める』の中に、DTMって選択肢を、トップの方に、持っていってほしいな、と。

そして、今楽器をやってる人は、『DTM=楽器』という認識を、持って欲しいな。

DTMっていう楽器を弾ければ、ギター、ベース、ピアノ、ドラム、オーケストラ、全部出来るようになりますから。

しかも、かなりのハイクオリティーで!

今日も、コツコツ音作りしましょう。

Takeshi 

ABOUT ME
malibusoundvibes
バークリー音楽大学卒業の作曲家です。 ロサンゼルス在住で、アメリカの製作会社に属しながら、テレビ用の曲を書いています。 ブログもやっています。 ギターもちょこっと弾きますよん。
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