iZotopeの魔法瓶・Neutron 3の新モジュール・Sculptorの解説です♫
Sculptorは、Track AssistantのAI処理の中に含まれます。音の角をとるイメージの機能です♫
今回のアップデートで、モジュールに追加されました。
以前Neutrinoという機能で存在していたものなんですね。Neutrinoの機能をアップデートし、AIミキシングの中に含まれたのが、このSculptorです。
Sculptorとは
iZotope Neutron 3という魔法瓶の中に隠された、ミックスのバランスを向上させる機能
ダイナミックEQとマルチバンドコンプレッサーの中間に位置する機能で、iZotopeのAIちゃんが勝手に発動!
トラックの角を取り、ツヤを出す、そんな感じです。(どんな感じだよ!w)
中低域のモゴモゴしてるところ、高音の耳障りなところとかを、AIが分析して、そこだけダイナミックEQをかけて調節する、っていう処理です。
出来上がったカレーに、生クリームを足して完成、そんなイメージです。(ますます混乱するわ!笑)
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Spectral Shaping
もう少し深く掘り下げます。
Spectral Shaping(スペクトラル成形)というのが、Sculptorの正体です。
こちらは、マスタリング用のリミッターのために開発された機能みたいです。Ozoneに、この機能が搭載されています。
この機能をミキシングでも活用しちゃおうぜ!っていう感じでしょうか。
ピンチヒッターが、ホームランを打つ、みたいな。。。(大袈裟だよ!)
いつものやる気ない雰囲気になってきました。笑 (こらっ!)
32バンドのスマートダイナミックEQ
僕は、エンジニアではないので、詳しいことはわからないのですが、どうやら 32 Mel-spaced frequency bandsという、クロスオーバーのない、音階を軸にした周波数の処理ができる、とても音楽的な基準を使っているみたいです。
いらないResonance frequencyのピーク信号を、ピンポイントで処理をしてくれるため、かなりバランスのとれたミックスになります。
この32バンドが、AIによって別々に、それぞれのソースを元に処理される、もう自宅DTMerの壁を遥かに越えた、ヤバい機能なんです。。。
カレーに入れる、32種類のスパイスのブレンドを、プロがあなたの好みに合わせて調合してくれる、そんな感じです。。。(それっぽいことで誤魔化すな!)
でも、よく考えてください。32種類のスパイス、プロじゃないあなたがブレンドできますか??(だから、例えが間違ってるだろ!!)
インターフェース解説・使い方
他のモジュールと同様で、スペクトラムアナライザーの画面に全てのコントロールが表示されています。今回のアップデートで、Nectar 3に近い形の表示になりました♫
コントロールに関しては、Sculptorがかかるレンジを調整でき、またどのようにかかるかの設定も可能です。(Neutrinoではかなり制限がありました)
高音がなんか耳障りだとか、低音のバランスが微妙なんだよな、っていう場合は、その帯域だけに設定して処理することが可能です。
または、全体のバランスを整える様に使うこともできますね。このコントロールはかなり使えます♫
このHUD画面ですが、こちらで細かい設定ができます。
まず、ターゲットの楽器・トラックを選べますが、その幅は格段に広がりました。
Instrument Busをはじめ、パーカッション、オーケストラ音源なんかにも対応していて、様々な用途で使うことを前提に設計されているのが嬉しいですね♫
音源公開!!
プロセス無し↓
Track Assistant(Sculptor含む)↓
Track Assistant (Sculptor抜き)↓
Track Assistant (Sculptor値だけ50→15に調整)↓
うん、すごい違いだ。。。笑
こういった機能が、AIによって処理される。。。恐ろしい世界になったもんです。。
今日も自信を持って、Track Assistantのボタンを押しましょう!
微調整は忘れずにね!w
まとめ
個人的に感じたのは、Sculoptorは効きが本当に強い、っていうこと。
個人的には50はちょっとやり過ぎ。10~20くらいでお腹いっぱい、っていう印象でした。もちろん、僕個人的な意見であって、正しい・正しくないっていうことではないですよ♫
あと、今回は、全体にかけましたが、ピンポイントでレンジを絞っていろんなトラックに使って見たいな、と思いました。
DTMerのユーも、ぜひいろんなトラックで試してみて下さいね!
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