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iZotope Neutron 3 入門・使い方・レビュー

Neutronの最新版、Neutron 3が発売されました!!!

全世界のDTMerが愛するiZotopeの最高峰ミキシングプラグイン。。。

この茶番ブログ、、、今回もNeutron紹介しちゃいます♬

進化したAIを堪能しろっっっ!!!www

この記事は、Neutron 3の大まかな紹介、使い方にフォーカスをしています。もし、新機能だけを教えろよ!っていうせっかちなあなたはこちらのリンクからどうぞ⬇️

Neutron 3とは

スマートなAI機能が備わったチャンネルストリップ

ワンクリックで、AIが貴方のトラックをミキシングしてくれる魔法使い系プラグイン

おい!チャンネルストリップってなんだよ!

失礼しました。たまにいるんですよ。CoCo壱のカレーの話をしてると、カレーって何?って言う人が。。。(いないだろ!読者をバカにするな!笑)

チャンネルストリップとは

元々はコンソール(ミキサー)の1チャンネルから発生した言葉

マイクプリアンプ・EQ・コンプなど様々なエフェクトが一体になった機器

つまり、Neutron 3は、ミキシングに必要な機能をほぼ全て備え、AIを使って、いろんなモジュール(エフェクト)が立ち上がり、そのトラックに最適な設定を導き出してくれる、秘密兵器みたいなもんです。w

あくまでミキシングのスタート地点です♫

これで、お前のショボいその曲が輝く日がやってきたのです!(いい加減にしろ!w)

 

 

Neutron 3 機能紹介

Neutron 3の主な機能
  • AIミキシングのTrack Assistant
  • AIレベル設定のMix Assistant
  • チャンネルストリップ(EQ・コンプなどエフェクト各種)
  • Masking
  • Visual Mixer
  • Tonal Balance Control

サラッと書いたんだけど、これ、マジ凄いやつばっかりだから!

Neutron 3 神様(AI)降臨

Neutron 3を使う理由の一番に挙げられるのが、このAI機能。

ワンクリックで、ミックスが終わるなんていう未来の話が、この手のひらの中に存在するんです。。。(大袈裟だよ!w)

その機能が、Track Assistant(AI機能)です。

個別のトラック(ピアノ・ボーカル・キック・ベースなどすべての楽器オッケーです)にNeutron 3をインサートし、このTrack Assistantというボタンを押せば、ほぼミックスが終わります。

バスチャンネル、そしてミックスバス(マスタートラック)でも使えます♫

今、iZotope社に対し、僕がバークリーにお布施した学費の総額を返してもらう訴訟を準備しています。

ウソですよ!!!www

Neutron 3をトラックにインサートし、Track Assistantボタンをポチれば、あなたのトラックがAIによって分析され、ミックスされます。

ミラクルってやつです。www

次に、トラックの楽器を選んで、どんな感じにミックスしてもらいたいか、決定します。

Auto-detect=『自動』で楽器を選別してくれます。(ディフォルトです)

今回のアップデートで、様々な楽器が追加され、より細かくどのトラックをミックスするのかを設定できるようになりました。

  

StyleIntensityについては、AI発動する上で、とても大事なチョイスとなります。

StyleとIntensityを使い、AIにミックスの方向性を伝えます♫

Style

Balanced

トラックをクリーンにする、という表現が一番しっくりくると思います。モゴモゴしちゃう中低域をうまく処理してくれ、適度なEQと、優しめのコンプをかけてくれます。

Warm

少し、ボディとパンチを追加し、低音を意識したEQと、少し強めのコンプをかけてくれます。

Upfront

中・高域にフォーカスした処理で、音全体が一歩前に出てくるイメージの処理をします。

Intensity

Low (subtle)

プロセシングが、最小の設定です。原音からの変化が最小限なので、これは、ある程度ミックスされたトラックに使ったりするのがいいかもしれません。

Medium

ディフォルトの設定で、『無難』な感じですかね。Mediumという表現ですが、しっかり音を変化させてくれます。

High (aggressive)

こちらが、エフェクトを最大限活用した設定になります。コンプのかかり具合や、EQの調整が大胆に行われてる場合がほとんどです。

StyleとIntensityの設定を終えたら、Nextボタンをポチってトラックを再生させて下さいね♫

AIに身を委ね、ミックスをある程度の形にもっていき、最後自分の耳で調整していく、っていうのがこの機能の最も適した使い方だと思います。

今回のアップデートで、AIの性能がアップしました。そして、より細かい設定が可能になったので、DTMerの味方になることは間違いないと思います。w

ちなみに、声の設定のところに、ボーカルだけでなく、Dialogueも含まれています。これを使って、例えばYouTuberの声の編集とかもAIでできちゃうのかな、とか思いました。w

チャンネルストリップ紹介

シグナルフローから見ていきましょう♫

音がNeutron 3の中をどの様に駆け抜けて行くのか、っていうとても重要なパートです。

Neutron 3 Signal Flow
  1. Input Gain
  2. Module 1
  3. Module 2
  4. Module 3
  5. Module 4
  6. Module 5
  7. Module 6
  8. Output Gain
  9. Limiter

Module(モジュール・エフェクト)のリストがこちらです。

Neutron 2 搭載モジュール

  • Equalizer
  • Compressor(2つインサート可能)
  • Exciter
  • Transient Shaper
  • Gate
  • Sculptor (新モジュール)

これらのモジュールは、AIを通して発動させることが可能ですが、単体のプラグインとしてもかなり使えるクオリティーです。(実際に、Advancedには単体のプラグインが付属されています。)

Neutron 3を通して、ミキシングで必要なほとんどのプラグイン(エフェクト)にアクセスできるようになるんですね。

今回のアップデートで、各モジュールのインターフェースがスッキリして、より使いやすくなった印象です。

また、Sculptorという新モジュールが加わりました。

Sculptorとは

iZotope Neutron 3という魔法瓶の中に隠された、ミックスのバランスを向上させる機能

ダイナミックEQとマルチバンドコンプレッサーの中間に位置する機能で、iZotopeのAIちゃんが勝手に発動し、貴方のトラックにメークミラクル♫

以前は、『Neutrino』という機能でしたが、チャンネルストリップの一員になりました。Neurtinoに比べて、フレキシブルな設定が行えるので、チェックしてみて下さいね。

⬇️新モジュールSculptorの解説はこちらから⬇️

Masking機能

マスキング

トラックが他のトラックの周波数と被り、結果的に邪魔をして、音がクリアに聞こえない状態

ボーカル、ギター、リードシンセなどが被りやすいですし、キックとベースの関係性でも扱われたりする言葉ですね。

このマスキングっていうのは、ある程度慣れてないと、処理するのが難しいです。なので、Neutron 3のMasking機能は、視覚的に捉えれるので、とても役に立ちます。

今回、この機能も進化しました。

2つのトラックのEQを同じ画面から、マスキングメーター(色で識別されます)を見ながら処理できるようになりました♫

以前のバージョンだと、2つのトラックが別ウインドウで表示されていましたので、今回のアップデートで、とてもやりやすい形になったと思います♫

バスチャンネルなんかにインサートして、リードトラックと、バッキングトラックのバランスを見る、っていう方法もあったり、まぁ便利な機能だな、と。w

もちろん自分の『耳』で作業するのが基本ですが、この耳が案外信用できなかったりするんで。笑

オプションとして、こういう機能をうまく利用していく、それで勉強していく、っていうのは素晴らしいと思います♫

Mix Assistant機能

今回のアップデートの目玉だと思います♫

Mix Assistantとは

全トラックのボリュームの調整をAIでやっちゃおう機能

ミキシングで一番大事なのがバランスです。その調節をする一番最初のステップがボリューム。各トラックのレベル調整です。それをなんと全てAIでやる!っていうのがこのMix Assistant機能なんです。

⬇️この機能に関してはこちらで解説しました⬇️

iZotopeを使ってできるミキシングの幅がどんどん広がっていますね♫

Visual Mixer

Visual Mixerとは

ミックスを視覚で捉え、以下の3点を調節する新感覚の機能

  • Volume
  • Pan
  • Width

iZotopeのSpire Studioという機器にも、この機能が含まれています。

付属プラグインRelayと一緒に使うことで、AIがあなたのトラックのボリュームのバランスを示してくれます。

Mix AssistantとVisual Mixerを併用し、ミックスのスタート地点に立ってみませんか?

いつもとは違う景色が見れると思います♫

⬇️Visual Mixerについては、こちらを参考にして下さい⬇️

Tonal Balance Control

こちらは、Visual Mixerと同様で、付属のプラグインとなります。

この機能は、とても便利で、リファレンストラックを用いた作業を可能にしてくれます。

リファレンストラックとは

音作りのガイドとして自ら選んだ楽曲

自分の楽曲と、選んだガイド曲を比べるんですね。そうすると、高音のバランスが全然違ったり、自分の曲の低音の鳴りがブレブレだったり、めっちゃいろんなことが見えてくる。

それで、自分の曲を調整していくんですね。

Tonal Blance Controlは、リファレンストラックを読み込み、周波数別に自身の楽曲と比べてくれる、とても便利なプラグインなのです。

更に、リファレンストラックと比べながら、Neutron 3のEQを操作できたりするので、とても役に立つ機能です。

⬇️Tonal Balance Controlについてはこちらの記事を参考にして下さい⬇️

まとめ

僕も含めて、多くのDTMerがトラック制作に置いて、作曲からミックス・マスタリングまで全てこなしていると思います。

その際、一番の問題点は、他人・第三者の耳がない、っていうことなんです。

例えば、バンドだと、メンバーからいろんな意見や評価を得られるチャンスがあると思いますが、DTMerには中々それがない。

DTMerにとって、iZotope製品の最大の強みは、AIがトラックを分析してくれ、方向性を示してくれることではないでしょうか。

あなたが作ったトラック専用のプリセットを作ってくれるんですね♫

もちろん、各モジュール・エフェクトのレベルは一級品ですよ。

このNeutron 3のアップデートをキッカケに、是非DTMerのあなたに試して欲しいプラグインです。このブログでも、もっと掘り下げていくので、もしよかったら一緒に勉強しましょう♫

この記事よかったよ!って思ってくれた少数派のあなた、是非以下の住所にCoCo壱カレーをお送りください。

アイゾトピアン郡Neutron市3丁目

くだらないオチですんまそん!笑

たけし@Malibu Sound Vibes

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サウンドハウス
ABOUT ME
malibusoundvibes
バークリー音楽大学卒業の作曲家です。 ロサンゼルス在住で、アメリカの製作会社に属しながら、テレビ用の曲を書いています。 ブログもやっています。 ギターもちょこっと弾きますよん。
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