こんにちは!
皆さん、DTMの環境には満足していますか?
今日は、サクッと音作りに必要な環境作り、について話したいと思います。
3つの大事なポイントを、紹介しますね。
- 部屋の環境作り
- 機材のセッティングを、素早くする環境作り
- DAWの環境設定
この順番に解説したいと思います。
- 部屋の環境作り
バークリーの教授から、教わったことで、忘れられないことがあります。
それは、レコーディングスタジオで、一番重要な機材は何か、という話です。
どうでしょう?僕は、裏をとって、部屋の音響かな、とか真面目に思ってたと思います。
ちなみに、生徒は、マイクのコレクション、ヴィンテージ機材の有無、などいろいろな答えを出していました。
さて、答えは、、、
クライアントを包み込むソファー
すみません、こんなオチで。笑
先生は、笑いながらも、けっこう真剣な眼差しでした。
スタジオで一番大事な『機材』は、クライアントを優しく包み込むソファー
僕が、以前アシスタントをしていたスタジオでも、部屋の照明の色や、明るさをかなり細かく調整できて、クライアントが一番作業しやすい環境作りに、徹していました。
まず、自分がエキサイトできる、音楽環境作りからスタートしましょう。
ポスターや、ちょっとした置物、小さいものでも、一つ導入したり、入れ替えたりするだけで、印象がガラッと変わります。
僕は、部屋の壁には、アコースティックパネルと、アクセント用のアートパネルを飾っています。
そして、作業用のデスクは、音楽用のものです。
もちろん、音楽部屋がある、という人は、めづらしいと思いますので、できる範囲で、少しづつ調整して下さい。
僕は、照明に関しては、明るすぎるのが、苦手なので、照明は割と落としています。
基準は、自分がその空間にいて、気持ちいいか、それだけです。そうでない場合は、どうやればもっとワクワクするか?いろいろ考えてみて下さい。
『サクッと音作り』、には一見関係ない話と思われるかもしれませんが、自分のワクワク度と、作業スピードは、かなり密接に関わってるので、是非、検討してみて下さい。
また、机の上は、必ず綺麗にしましょう。
机周りの整理整頓は、基本中の基本です
お母さんみたいな、アドバイスですみません。笑
また、僕の一番作曲に使うツールである、iPhoneは常に手の取るところにあります。
いつでも、どこでもボイスメモで、作曲したり、アイデアを録音したりしています。
- 機材のセッティングを、素早くする環境作り
さて、次は、レコーディングが、サクッといける、セッティングです。
これについては、実際に楽器を録音する人向けですので、ご了承ください。
僕がメインに録音するのはエレキギター、アコギ、そして、ボイスの3つです。
エレキはマイク2本、アコギとボイスは、一本ずつ、インターフェースに常に繋がっています。
そして、マイクプリアンプの設定も、すでにある程度整っていて、実際のレコーディングでは、微調整のみ、となります。
そして、インターフェースも、既にチャンネル等が設定されているので、DAWにレコーディングするまでの、手順は、本当に少ないです。
スイッチをポンポン押していく、という感じです。
オーディオインターフェースについては、僕はApollo 16を使用しているので、チャンネル数が多く、また、必要な楽器の数だけ、マイクプリを持っているので、セッティングに関しては、ずっと同じで、やっています。
でも、昔は、ずっと2チャンネルのインターフェースでやっていました。楽器が変わると、マイクプリを交換したり、ケーブルを交換したり、その都度、ケーブルを探すのに時間がかかったり、全然整理整頓ができていませんでした。(汗)
そうしてると、ペースがつかめず、結局いいレコーディングが出来なかったり、いろいろありました。
でも、機材が何でも解決してくれるわけではありません。
まず、今ある自分の機材を見直して、『サクッと音作り』できる環境とは何か、っていうのを見極めて下さい。
もし、マイクプリを5つの楽器で回すのが日常、という環境なら、僕の場合、それぞれのセッティングを大まかにメモし、すぐに取り出せるようにEvernoteなどを使うと思います。
また、ケーブルの置き場を工夫して、手に取れるところにしたり、とにかく作業効率をあげることを考えます。
めんどくさい作業なのは、よく分かりますが、このちょっとした作業が、積み重なり、クリエイティビティに繋がると、思っています。
機材のセッティングを、素早くする環境作りが大事
まず、部屋の環境作り、そして、レコーディングに使う機材環境の整備、この2点を見てきました。
そして、最後に、一番大事なDAWの環境整備です。
- DAWの環境整備
皆さん、テンプレートは使っていますか?
DAWには、自分の気に入ったテンプレートを保存し、そこから作業を始める、という反則的なことが出来ます。
テンプレートには、予め、楽器ごとにチャンネルが振り分けられていて、それぞれに使うプラグインが既にインサートされています。
また、AUX(FX)チャンネルに、リバーブやディレイなども配置されていて、バスチャンネルの設定も、テンプレートにしておくことが可能です。
このテンプレートを、ジャンルごとに持っておくことが、かなり作業の短縮化に繋がると思います。
例えば、僕がロック系のトラックを書く、という場合、エレキギター数本、ベース、ドラム(Superior Drummer)など、絶対必要だ、というものをロック系のテンプレートとして持ってるので、そこから作業が始まります。
EQ、コンプなど、基本的に全てインサートされていて、微調整で、かなりいい音作りが出来ます。
もちろん、僕のシステムなので、ギターを録音する際のチャンネルの設定も全て、レディーなんです。
ボタンをポンポン押していくだけで、どんどん作業が進みます。
仮に、ポップ系の場合は、シンセの音だけではなく、使うサイドチェインの設定まで、テンプレートに入っています。サイドチェイン用のゴーストキックも、パターン別に入っていたり、かなり作り込んだりしています。
テンプレートとは別に、Studio Oneには自分の好きなプラグインを入れるフォルダがあり、そこにいつも必要なものは全て入っています。
そして、その中のプリセットは、自分が取り出しやすい様に、順番など、割と調節しています。
部屋(スタジオ)だけではなく、タンスの引き出しの中(DAW)も整頓してますか、って話ですね。笑
どんな話だよっ!笑
これ、いろいろやるのは、かなり時間がかかり、めんどくさい作業なんですよ。笑
でも、やるか、やらないか、で全然違ってくる。DTMも、小さいことの積み重ねなんです。
あまり、エキサイティングな話ではなかった、かもしれませんが、僕は、作業環境を効率化することにかなりのエネルギーを使うタイプです。
もし、何か参考になれば嬉しいです。
それではまた!
Takeshi