DTM基礎知識

iZotope Neutron 2 チャンネルストリップ攻略!

『iZotope Neutron 2で、ミキシングの勉強を始めました。』

そんな馬鹿げた事を口走った野郎がいました。。。(僕の友達です)

こんなすごいプラグインで、ミキシングの勉強を『始める』っていうのは、、、どういう事なんだ???

オレの大学の学費全部返せバカやろー!!!ズルすぎるだろ!!!

様々な感情が入り乱れ、僕は、その友達ライアンに、笑顔でこう答えました。

『スマートだね。』

僕は、本当に羨ましいです。こんなプラグインで、ミックスを学べるなんで、夢の様な話だと思います。

このプラグインに入っている、機能を勉強するだけで、一通りミックスの勉強が出来ちゃうんです。

AIに身を委ねるのも素敵なんです。でも、実際にどんな設定ができるのか、もっと深く見ていきたい!っていう人もたくさんいると思います。

今回は、チャンネルストリップの中の機能を大まかに解説したいと思います。

ちなみに、この機能は、AIで発動することが可能で、それがこのNeutron 2のメイン機能になります。

こちらの記事で、Track Assistant(AI)機能を紹介しています。

コンソールという、レコーディングスタジオにある、でっかい机をイメージしてください。そこには、たくさんのチャンネルがあります。その一つを取ってみると、マイクプリアンプ、EQ、コンプ、パン、フェーダーだったり、いろんな機能が付いてるんですね。

それをチャンネルストリップと言います。

チャンネルストリップとは

コンソール(ミキサー)の1チャンネル

マイクプリアンプ・EQ・コンプなど様々なエフェクトが一体になった機器

ちなみに、この写真は、以前アシスタントして参加した時のものです。EastWest Studiosというハリウッドにある、スタジオです。でっかいコンソールがあり、それぞれのチャンネルにいろんな機能が付いているんですね。

イスに座ってるのが、僕です。。。んなわけあるかーい!笑 (僕のメンターです)

Neutron 2 チャンネルストリップ

    • Gate
    • Equalizer
    • Compressor
    • Exciter
    • Transient Shaper

こちらの機能を大まかに見ていきます。そして、一つずつ、これから記事にして行きますので、お楽しみに!

これらの機能で、かなり音作りが可能になります。

一つ一つ知ることで、ミキシングの基礎が身につくと思っています。

Gate

この機能は、Neutron 2からの、新機能です。チャンネルストリップとして、Gateがあると、処理の幅が広がります。

Gate

設定した音より小さな音を、バッサリカットする機能

具体的には、ノイズを処理するというのが、とても一般的な方法だと思います。

ボーカルの処理を例えると、息継ぎや、舌の動きから発生する音、またヘッドホンから漏れてる音だったりを、うまく処理する際に使えたりします。

また、ドラムトラックのブリードなどにも使えますね。

設定を間違えると、音が途切れ途切れになってしまうので、ちょっと注意が必要な機能であることも伝えときますね。

僕のギャグに、そろそろゲートがかかるのではないか、とそわそわしております。

そこを強調するのかよ!笑

Gate機能についての詳細は、こちらの記事を参考にしてくださいな↓

Equalizer

これは、最も一般的な音の処理方法の一つですね。

Equalizer (EQ)とは
  • 特定の周波数をブースト・カットするツール
  • バランスと整えるためや、音作りに使用します

このNeutron 2では、12バンドのEQ設定が可能です。

今後、細かく説明しますが、かなりフレキシブルなEQ設定ができます。

その他、Soft Saturationという、アナログ感の音が出せる機能があったり、Masking機能など、普通のEQのプラグインとは少し違うことができます。

EQの基本的な事は、インターフェースを見ればかなり理解が深まると思います↓

Band Shapeの解説はこちらから↓

 

また、Dynamic EQという、EQとコンプが一緒になった、EQの進化系みたいな機能も付いています。

Dynamic EQの解説については、こちらにまとめました↓

Compressor

これも王道のミキシング処理ですね。

Compressor

音量デカいぞ!っていう部分だけを圧縮(コンプレス)するエフェクト

音量のバランスを整える際に、使用されますね。

  • アタック
  • リリースタイム
  • スレッショルド
  • レシオ
  • ゲイン

なんていう項目を使って、音を調節するんです。

Neutron 2ではシングルバンドからマルチバンドまで対応しています。

Vintage Modeという、少しSaturationがかかったような設定も可能で、これまた幅広い音作りが可能です。

まず、Neutron 2のコンプレッサーのインターフェースを学びましょう↓

そして、実際のコンプレッサーのパラメーターについてはこちらから↓

Exciter

こいつも、また使えるエフェクトで、ハーモニックディストーションを加える機能なんですね。

はっ??って思った方、安心して下さい。。。

僕も知りません。(おいっ!!!笑)

ちゃんと説明するので、お待ちくださいね。(大丈夫か?)

4つのモードで、Saturationを付加します。

  • Retro
  • Tape
  • Warm
  • Tube

Exciterの詳細はこちらへどうぞ↓

Transient Shaper

ダイナミクス系の処理で、音のアタック・サステインのみの処理になります。音の立ち上がりを処理するツールです。

ドラムで言う、スナップ、ブーン的なところ(どこだよっ!)を、調節することができます。

また、ベースにも使えて、ミックスの際、一つの手段として、引き出しの中に用意しとくのは、スマートなアイデアだと思います。

このTransient Shaperは、視覚的に音を処理することができて、細かく設定が可能なので、音の変化を楽しめ、他の楽器とのバランスをうまく整えることができます。

Transient Shaperの詳細はこちらから↓

まとめ

大まかにこんな機能が、チャンネルストリップにあるよん、って感じでみてきました。

これらを一つ一つ学んでいくことで、ミキシング、トラック制作の理解が深まっていくと思います。

最初は、理解するのが難しいかもしれませんが、このブログでは、いろんな方向から説明していくので、ずっと読んでいただけると、自然とミキシングや、トラック制作の知識、応用力が高まる、ってことを狙っています。

コツコツ、一緒に学んでいきましょう!

今日は、この辺で。

またね!

Takeshi

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ABOUT ME
malibusoundvibes
バークリー音楽大学卒業の作曲家です。 ロサンゼルス在住で、アメリカの製作会社に属しながら、テレビ用の曲を書いています。 ブログもやっています。 ギターもちょこっと弾きますよん。
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